普段、通勤や子供の登園、買い物に自転車をよく利用する場合にこんな状況に陥ったことはありませんか?
「自転車で行く気満々だったのに、出ようと思ったら雨が降った!😭」
「祝日の出勤で雨が降るとバスもタイミングのいいのが出ていないから困る😔」
「こういう日に限って乗り物が自転車しかない😅」
このような状況になっては自家用車に乗れない限りすぐに出発できないので、自転車で出勤せざるを得ないですよね。
そこで雨でも自転車を運転する時に出来る対策についてを解説します。
記事を読んで得られること
雨降りでもやむを得ず自転車に乗る時に、どんな対策をすればいいのかが分かります。
目次
雨降りの自転車走行はどのくらいまでなら可能なのか
雨降りの中、自転車で自宅を出ることを見極めるためにはまず 「自転車を走行していても前が見えるかどうか」で判断してもらうのがベストです。
台風や、大雨の中で自転車を運転するは非常に危険です。
子どもを乗せて走るなら「安全確保」は欠かせませんし、電動自転車を運転する場合は、バッテリーに雨水がかかるのも気掛かりですよね。
雨が降っている中で、自転車を運転してはいけませんという決まりはないのですが、視界不良による事故を防ぐ意味でも
「この雨降りでの自転車走行は自分には無理だな」と感じたら、支度を早めに済ませて、自転車以外の交通手段で出かけて下さい。
因みに、傘を使用して、片手が塞がっている状態での運転は禁止されていますので気をつけましょう。
片手運転の禁止
携帯電話の通話や操作をしたり、傘を差したり、物を担いだりすること等による片手での運転は、不安定な運転になるのでしてはいけません
(また、そのような行為自体を禁止している都道府県もあります。)【根拠規定】第70条、第71条 都道府県公安委員会規則
【罰則】3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金等
雨降りの中でも走行する時の対策
視界がある程度確保できて、気をつけながら自転車を運転できると判断出来たら雨対策の装備品をそろえておくことをオススメします。
雨降りの中自転車を走行する時の装備品1:レインウェア
まず必須アイテムは”レインウェア”(雨合羽)ですね。
種類としては「コートタイプ」「ポンチョタイプ」「スーツタイプ(上下に分かれているセットアップ)」「ジャケットタイプ」がありますが、出勤で着ていくなら「ジャケット・パーカータイプ」をオススメしています。
レインウェアに「ジャケット・パーカータイプ」をオススメする訳
- 霧雨くらいなら、ジャケット一枚でも雨が気にならない
- レインウェア4種類にの中で一番コンパクトにまとめやすい(職場で脱いでもあまり邪魔にならない)
- セットアップコーデの幅が広がる
雨降りの中自転車を走行する時の装備品2:キャップ
雨の中走行していると、雨のせいで視界が悪くて前が見えづらいですよね
「ジャケット・パーカータイプ」のレインウェアにはフードが付いていますが、風の抵抗ですぐに後ろに脱げてしまいがちです。
私もフードについている紐をきつめに絞ってみたり、つばがぐるっとついているハットをかぶってみたり、と試行錯誤してみたことがあるのですが、一番しっくりくるのは、「つばが長めのキャップ」でした。
キャップ+ジャケットのフードが雨対策にグッドな理由👍
キャップを被ると頭の厚みが何ミリか増しますよね、それがフード内を程よくきつくしてくれて、風の抵抗があっても簡単には脱げなくなったんです。
キャップのつばが長ければ、それだけ視界が良好にもなりますので「濡れてもいいや」と諦められるキャップを被ってフードを被るのが私の中での正解だと思っています
雨降りの中自転車を走行する時の装備品3:タオル
目的地に着いたら、雨で濡れてしまった「顔」「服」「カバン」などを拭くのにハンカチではちょっと頼りないですよね。
こういう時は濡れている所全体を拭きとれるくらいの、フェイスタオル一枚を用意して家を出た方が、後々の後悔が少なくていいです。
雨降りの中自転車を走行する時の装備品4:長靴or撥水加工が効いている靴
雨の日の運転だけでなく、自転車を降りてから、水たまりのある場所や、濡れた歩道を歩くときには、欠かせないアイテムですね。
撥水加工の効いた靴を選ぶ時に注目するポイント
- 地面から4㎝分浸水しても問題がないか
- つるつるの床を歩いても滑らないほどグリップが効いているか
- 自分の足にピッタリのサイズを選べているか
雨の日に履くシューズは意外と、足に馴染みにくい物が多いです、それは、普段履き慣れていないので、たまに履くと違和感を覚えるからでしょう。
ただでさえ足元が悪い日に、慣れないシューズを履くことほど苦痛なこともないので、 撥水加工効いた靴を選ぶなら、晴れている日でも履ける靴を選んで履くというのも一つの手ですね
長靴は普段履いている靴よりワンサイズ下を試し履きしてしっくりくるものを選んでみて下さい
雨降りの中自転車を走行する時の装備品5:カゴカバー
荷物を載せる際には「前かご、または後ろかごにカバー」を付けてカバンを雨から守りましょう
カゴカバーを付ける利点
- 雨対策だけでなく、ひったくりからカバンを守る「防犯対策」にもなる
- 「ファスナー型」「きんちゃく型」やカラーバリエーション・デザインが豊富で、どんなカゴでも適応する物が多い
- 駐輪場に止めておいても自分の自転車を見つけやすい
- 持ち歩きたくない荷物はかごに入れて置いておいても目立ちにくい
- 二段式になっているカバーを使えば荷物が増えても困らない
サッと荷物を取り出したいなら「きんちゃく型」不意に荷物が増えた時に容量を増やしたいなら「ファスナー型」で選ぶと、失敗が少なそうです。
カゴカバーを付けずに出来る雨対策
- 撥水加工のついているカバンにする
- 大きめのビニール袋にカバンを入れてカゴに載せる
- リュックを背負ってからレインウェアを着る
雨降りの中自転車を走行する時の装備品6:チャイルドシートカバー
子どもを乗せて自転車に乗るなら、雨だけでなく風や日差しからも子どもを守れるように、チャイルドシートカバーが付いていると安心できます。
チャイルドシートカバーには
「チャイルドシートだけを雨風を防ぐ目的で付けるタイプ」
「子どもを乗せていても雨・風・日差しから子どもを守れるタイプ」
があるので、子供乗せで購入するなら後者を選び、 今使っているチャイルドシートに装着できるかしっかり確認してから購入するようにしましょう。
ここではパナソニックさんから発売されているチャイルドシートカバーの動画を紹介しますね
しかしチャイルドシートの形にピッタリフィットするカバーを取り付けたい一方で、こんな悩みを持っている方はいらっしゃいませんか?
子どもが嫌がって乗ってくれない時は
子どもが嫌がって乗ってくれない理由は「カバー内の閉塞感」が理由ではないでしょうか(ママのお顔が見えないと不安なのかもしれませんね😅)
出来る対策としては
「気をそらせる物を持たせる」
「前窓を開けることが出来るチャイルドシートカバーを付ける」
「チャイルドシートカバーを付けず子供にレインコートを着せて走る」
事だと思うので、お子さんの気持ちも尊重しながら、チャイルドシートカバーを選んでみて下さい
【心配】雨の中「電動自転車」を走らせても大丈夫なのか
電動自転車は「リチウムイオンバッテリー」を積んで走っているので、「バッテリーに雨が掛かっても大丈夫なの?」と不安になる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、この心配を払拭するようにパナソニックさんが公式にお答えしていただいている回答があります。
【よくある質問】の回答
駆動ユニット・バッテリーは生活防水の基準は満たしています。
電動アシスト自転車のうちバッテリー、モーターにつきましては、一般的に生活防水と呼ばれる基準を満たしております。
転倒、傾き等がなく正常に自転車に取り付けられた状態で雨がかかる程度の水であれば電気系統に問題はございませんが、「直接圧力がかかるような環境」や、「水をかけながらの洗車」はしないでください。
それと転倒している状態(駐輪場停車時など)では水が入って電気系統に異常をきたす場合があるとのことなので、屋根のない場所に電動自転車を止めておく際には十分気をつけるようにしてください。
まとめ
雨でも自転車を運転する際には、出来る対策をしっかりした上で安全に走行することが大事だと分かりましたね。
雨の中自転車を運転する時のまとめ
- 雨の中自転車を運転する目安は「自転車を走行していても前が見えるか」で判断する
- 傘を差して運転することは禁止されているので「レインウェア」「キャップ」「タオル」「長靴or撥水加工のが効いた靴」「カゴカバー」「チャイルドシートカバー」を装着してしっかり雨対策をする
- 雨の中電動自転車を運転していても大丈夫
自転車ルールや、雨対策をしっかりして、安全走行を心掛けましょう(^^)/