自転車に乗っていると、仕事・子どもの送迎・買い物と、なにかと出番が多くないですか?
車には車検がありますが、自転車には点検を受ける決まりがありませんよね、だからと言って”何もしなくていい”というわけではありません。
では、どのくらい自転車に乗っていたら点検を受けるタイミングなのかということと、今すぐ点検を受けた方がいいサインをご紹介したいと思います。
記事を読んで得られること
大きな事故につながる前に点検事項を知ることで、ある日突然、自転車に乗れなくなるというトラブルをできるだけ回避できます
自転車の点検はどのくらいのタイミングで受けるべきなのか
点検の義務がない自転車ですが、何かトラブルが起きてから点検すればいいやと考えていると、思わぬ事故に巻き込まれることもあります。
点検を受けるタイミングは、人それぞれどのくらい乗っているかで違いがあるものですが、私が感じる点検の頻度は次のようになります。
点検のタイミング1:買ってから一年以内の新車の場合
買ったお店にきちんとプロの整備士さんがいて、整っている状態で購入した自転車なら、まず問題はないと思います。
しかし新車であってもフリマアプリで購入した自転車や、誰かから譲り受けた自転車なら、プロが整備していない可能性があるため、今何も問題がなく乗れていても、一度点検に出すことをオススメします。
点検のタイミング2:買ってから一年以上乗っているのに、一度も点検に出したことがない場合
買った状態がどれだけ良い自転車であっても、忘れてはいけないのが「自転車も消耗品」という事です。
乗れば乗るほど、タイヤはすり減り、チェーンのサビ、電動自転車なら本体の中にある機械の故障、など少しずつ悪くなっていくものです。
事故やトラブルは起きてからでは遅いので、早めに近くの自転車屋さんに持って行って一度点検を受けられることをオススメします。
キサラギさんが自転車を点検に出す場合 | |
乗っている頻度 | 週五日で平均〇㎞ほど乗っています |
点検に出している頻度 | 一年に一回 |
点検に出しているところ | 自宅から一番近い町の自転車屋さん |
点検にかかる時間 | お店の都合にもよりますが、大体預けた次の日には取りに行けています |
点検にかかる費用 | その時の自転車の状態にもよりますが2000円~3000円くらいです。 |
今すぐ自転車の点検を受けた方がいいサイン
一年に一度、もしくは買ってから一度も点検を受けたことがない人は、点検に出した方が良いと述べましたが、これとは別に 以下のような症状がある場合は、今すぐにでも自転車屋さんに診てもらってください。
自転車のブレーキから異音がする
現在乗っている自転車を運転していてブレーキをかけた時に「キーキー」という高い音が出ているという事がありませんか?
異音の原因はブレーキパットのすり減りによるタイヤとの摩擦で出ている可能性が高いです。
「そういわれると、ブレーキが効きずらくなっているような?」
と感じるのであれば、近日中に自転車屋さんに持って行き、点検してもらってください
タイヤがすり減っているように見える
時間のある時にタイヤと地面の接地面を一周回して観察してみてください。
よく見ると薄くなっている箇所があれば、そこが破けてパンクになる恐れがあります。
特に、子どもを乗せて走ることが多かったり、荷物を多く乗せて移動距離を長く走ったりすると感じる人ほど、注意が必要です。
実際に私が乗っていた初代の電動自転車もタイヤの擦り切れが原因でパンクしました。
すり減り具合が気になるという方も、自転車屋さんでの点検が必要ですね
タイヤがすり減って見えるポイント
タイヤと地面の接地面である一部分が濃く白くなっているように見えます
タイヤのホイールについている針金が折れている
前後にあるタイヤには、細い針金が数本ついていますよね、これは(スポーク)と呼ばれる部分なのですが、
「たくさんついているんだから、一本ぐらい平気でしょう」などと思って放置していてはいけません。
このスポークは一本一本が左右のバランスをうまく保っているので、一本支えを失うだけでバランスが崩れてしまいます。
そのまま放置して走り続けていると、ゆがみがひどくなって、最終的には走れなくなるので、発見した時点で、早めに自転車屋さんに持って行くようにしましょう。
”電動自転車の電源が入らない”は致命傷
いくら整備士さんに点検してもらったといっても、電動自転車にある機械の中までは、覗いて点検することが出来ません。
もし、電源ボタンを押しても電源が入らない状態なら、それは電動自転車の寿命が尽きているということです。
悲しいですが、新しい自転車を買うか、レンタルをするかを考えて、新しい出発を切ってください。
自分でもできる範囲の自転車点検
自転車の点検はプロに頼むだけでなく、ある程度は自分で気を付けることが出来る点検もあります。
小さい事ですが、意外と大事な要素なので、以下にまとめたいと思います。
自転車のセルフチェックポイント1:タイヤに適正に空気が入っているか?
頻繁に自転車に乗り続ければ、タイヤの空気圧も下がってきてしまいます。
なぜタイヤの空気圧を気にするのかというと、 空気がきちんと入っていない状態で運転していると、ある日パンクしてしまうことがあるからです。
市販の空気入れの中には”タイヤの中に適正に空気が入ったかどうかが分かるメーター”が付いている物もあるので、そういうタイプの空気入れを使う事もオススメです。
自転車のセルフチェックポイント2:チャイルドシートのネジが緩んでいないか?
ネジできつく固定されているチャイルドシートも、走行中の振動などで、だんだん緩んでくるものです。
子どもは日々成長しますから、今日は乗せていても大丈夫だったけど、次の日に乗せて走行していると、 ネジの緩みのせいで、思わぬ事故が起きて舞うことだってあります。
そうならないようにするためにも、気が付いた時にネジを締めなおす、または、一ヶ月に一度ネジの緩みを点検しておくようにしましょう。
自転車のセルフチェックポイント3:電動自転車のバッテリーが以前と比べて持ちが悪くなってないか?
乗り始めた頃は、週に一回充電をするだけで間に合っていたのに、最近は三日に一度の充電でも、すぐにバッテリーが少なくなるように感じたら、それは「バッテリー交換のサイン」です。
バッテリーの平均寿命は3年ほどですが、電動自転車に乗る頻度が高いとその分、バッテリーの消耗も激しくなります。
まだ、3年以上今の電動自転車に乗る予定があるなら、バッテリーの交換をオススメします。
まとめ
自転車点検にも、抑えておくべきポイントがたくさんありましたね、ここでまとめたいと思います。
自転車点検のまとめ
- 1年に一回は自転車の点検を受けるようにする
- 自転車に乗って1年たつのに、一回も点検を受けたことがない人は、早めに点検してもらいましょう
- 今すぐ自転車の点検を受けた方がいいサインは、ブレーキから異音がする、一部分が薄くなっているように見えるタイヤのすり減り、スポークと呼ばれるホイールについている針金の折れを発見した時
- 電動自転車に乗っている場合、電源が入らなくなったら、自転車の寿命が尽きたという事
- 自転車のセルフチェックのポイントは、タイヤの空気圧の確認、チャイルドシートのネジ締め、バッテリーの持ちを確認するという事でした
点検を受けずにいると、自転車に乗れないだけでなく、最悪は事故を起こしてしまいかねません。
そうならないためにも、自転車屋さんで確かな点検を受けて、毎日安全に自転車走行を楽しんでくださいね。