あなたは電動自転車に乗っていて、転倒による事故や怪我をしたことがありませんか?
「車輪が段差に引っ掛かって転倒したことがあるよ」
「風に煽られて倒れたことがあるなぁ」
「荷物の乗せ降ろしで自転車が倒れて大変だった」
電動自転車に一人で乗っていて転ぶだけなら「痛かったなぁ、気をつけよう」で済むかもしれませんが、これが子どもを乗せている時に起こった事故だとしたらどうでしょう?
(子どもに怪我をさせてしまったら申し訳ない気持ちでいっぱいになりますよね😔)
車体が重い上に乗せる人数も多い電動自転車で、転倒による事故が起きていることも事実なので、電動自転車の転倒を防止して自分と子どもを怪我から守る方法を知っておきましょう。
記事を読んで得られること
電動自転車の転倒事故防止策を知って、自分と子どもを転倒の危険から守ることが出来ます
目次
電動自転車での転倒事故はどのくらいの頻度で起きているのか
電動自転車は坂道や信号待ちの一旦停車から発信する時にも、出だしが軽く子どもを乗せて走っていても軽い乗り心地で運転することができる便利な自転車ですよね。
しかも コロナ渦で人と接する機会を減らすために、移動手段を自転車に変えたという人もいるのではないでしょうか?
経済産業省の自転車販売台数のデータをみても分かるように、2015年以降電動自転車の販売台数は伸びてきているようです。
しかし、電動自転車の利用者が増加する一方で、自転車による転倒事故が起きています。
ー幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故ー
医療機関ネットワークの事故情報データ
- バランス崩れ…45.7%
- 巻き込み…26.5%
- スリップ…9.0%
- 周囲に衝突6.2%
- その他・不明…12.6%
電動自転車の転倒事故を防ぐための対策
では具体的に何をどうすればいいのかについて触れていきます。
電動自転車の転倒対策1:子どもを乗せたらよそ見をしない
電動自転車で一番多い転倒原因が「自転車・子どもから目を離す」という理由からです。
転倒した原因を紹介すると
子どもを電動自転車に乗せて転倒した原因
- 子どもが不意に動いて転倒
- 倒れた自転車を起こそうとしたら自分の電動自転車にぶつかって転倒
- ハンドルに荷物を掛けて左右のバランスが崩れて転倒
があげられます。
まとめポイント💡
子どもを電動自転車に乗せたら目を離さずに出発する事が大事です
電動自転車の転倒対策2:自転車スタンドのロックをしっかりかける
駐輪場所で自転車を止める時は「スタンドのロック」も忘れずにかけておきましょう。
「自転車スタンドのロックを掛ける」ことと「自転車の転倒」の繋がり
スタンドのロックが掛かっていないと、電動自転車本体にぶつかった弾みでスタンドが外れてしまう事もあります
平行な地面に駐輪してある場合にも起こりえますし、傾斜のついた地面に駐輪してある場合なら更に危険が増すことになるので注意が必要です
まとめポイント💡
自転車スタンドは、ロックまでしっかり掛けて止める習慣がつくことで、転倒する確率を下げる事につながります
電動自転車の転倒対策3:乗せ降ろしをする時に「子どもの動き」に気をつける
子どもを抱っこして、上から「チャイルドシート」に座らせる時に足が引っ掛かってしまう事は”あるある”ですよね。
特に前乗せのチャイルドシートに子どもを乗せる時は、電動自転車の重心が前に寄っているので倒れやすくなってしまいます。
子どもを自転車のチャイルドシートに乗せる時のポイント
- チャイルドシートに乗せてからは「危ないから動かないようしてね」と子どもと約束しておく
- 地面に平行になるように駐輪して、子どもを乗せる時にバランスを崩さないように注意して止めておく
- 大きくなってきて(5~6歳頃)チャイルドシートに自分から乗るようになっても、バランスを崩さないようにパパやママがしっかり自転車を抑える
まとめポイント💡
チャイルドシートに乗せた時には、動かないように子どもとお約束をして、安全運転に協力してもらいましょう
電動自転車の転倒対策4:濡れている危ない地面を走らない
ご家庭によっては、やむを得ず雨天時でも自転車で走行しないといけないこともあるかと思いますが、濡れた路面でスリップする可能性があることを意識して運転することも忘れないようにしたいですね。
走行する時に注意した方がいい場所
- ツルツルした床
- マンホールの蓋の上
- 路面凍結したアスファルト
寒い季節の早朝は、白く凍っているアスファルトを、できるだけ避けて運転するようにしましょう。
それと意外に見落としがちな「タイヤのグリップ力が落ちていないか」をチェックすることも大事です。
まとめポイント💡
雨天翌日、路面凍結をする時期には、スリップしそうな危険な道を避けて、安全に走行できる道を通るように心掛けましょう
電動自転車の転倒対策5:風が強い日の運転を気をつける
電動自転車走行時に横から強い風圧を受けて転倒するケースもあります。
こんな時の風にはご注意を
・台風の翌日の風
・大型の車とすれ違う時の突風
車道の路側帯を走るのが怖いから歩道をやむを得ず走る場合は、歩行者に配慮して押し歩きにする、または歩行者ファーストで徐行運転するという事を忘れないで下さいね。
押し歩きはバランスが取りにくいので、電動自転車を押すパパママが車道側の位置に立って、しっかりハンドルを握って押すよう心掛けましょう。
まとめポイント💡
家を出る前に、風が強くて電動自転車を運転する自信がない場合は、なるべく早めに支度を済ませて、別の手段で出かけるようにする
【その他】電動自転車から転倒して怪我をするだけではない危険性
電動自転車で転倒事故を起こすのも怖い事ですが、それと同じくらい気をつけて欲しいことがあります。
それは転倒時に加わる「バッテリーへの衝撃です」
バッテリーは硬いプラスチックでおおわれていますが、強めの衝撃が加わることで「内部ショート」を起こして発火することがあります。
その他に、転倒したことが原因で自転車に乗れない、または乗れる自信がなくなったという事もあり得るので、これまでご紹介してきた対策法を今一度再確認して安全運転するようにしていきたいですね。
もしも、自転車の運転に自信を無くしてしまった場合は、「自転車をリユース」することで、別の誰かに役立てることもできます。
まとめ
当記事では自転車の転倒事故を防ぐための、色んな対策方法をご紹介してきました。
自転車の転倒で怪我をしないようにするための記事まとめ
- 電動自転車の売り上げ上昇に伴い、転倒による事故も増えている
- 電動自転車の転倒事故を防ぐための対策は「子どもを乗せたらよそ見をしない」「自転車スタンドのロックを習慣化する」「乗せ降ろし時に子どもの動きに注意」「濡れている危ない地面を走らない」「風が強い日の運転を気をつける」
- 電動自転車から転倒すると怪我だけでなく、バッテリーの発火に繋がる故障や自転車運転をすること事態に自信を無くすこともあるので注意する
お伝えしてきた転倒防止の対策法は、「考えてみれば普通のことじゃん」とお思いになるかもしれませんが、この 当たり前のことに対する注意が欠けているために事故が起きているという事を忘れず、子どもとパパママの安全を守って電動自転車ライフを楽しんでいきたいですね♪