電動自転車の売り上げ増加に伴い、電動自転車の盗難トラブルも増えてきている昨今
あなたはどれだけの盗難防止策をしていますか?
「結局盗まれるのは自転車本体だけでしょ?」
「電動自転車のバッテリーが狙われそうだけど、ロックが掛かっているんだから簡単には取られないんじゃない?」
「まぁ、最悪盗まれても盗難登録と、保険に入っているからなんとかなるんじゃないかしら」
こんな考えを持っていても、いざ被害に遭ってみると、想像以上に損をすることもあるんです。記事を読んで盗難に対する心構えをもち損失にならないよう心掛けて頂ければと思います。
記事を読んで得られること
電動自転車を盗難から守るための対策を知り、盗まれないようにするための心構えを持って保管できるようになります
目次
電動自転車が盗まれる場所について
ここでは「電動自転車がどんな場所と状況」で盗まれているのかについて触れていきます。
警視庁の調べでは、電動自転車の被害状況のデータがこのように出ています。
電動自転車の被害場所別被害状況(平成28年から令和3年12月末まで)
被害状況のデータを見ると「一戸建て住宅で鍵を付けたまま」と「中高層住宅で施錠してある電動自転車」の盗難件数が多いようです。
つまり、 家だから安心というわけにもいかないという事ですですね。
一戸建て住宅の場合、人の敷地に入るのはハードルが高く感じられますよね
しかし、 集合住宅の駐輪場には多くの自転車が止まっているため、どの自転車が誰の物かという判別が付きにくいです
そのため、犯行に及ばれていても「自分の自転車を引き出しているだけ」だと思われて盗まれていても110番通報されない可能性があります。
【一戸建て・集合住宅】自転車本体が盗まれないようするための対策
- 鍵を掛けてから自宅に入る事を徹底する
- 「自転車カバー」や「二重ロック」を掛けておく
ポイントは「一目見た時に簡単には盗めそうもない自転車だな」と連想させることです。
そのために出来る対策が、ごくごく当たり前のことであっても、自覚の有無により大きな差が出てくると考えられます。
自宅以外で止める「駐輪場」でも、長時間放置しておく場合には鍵の抜き忘れに注意しておく必要があり、中でも「有料駐輪場」は駐輪番号を押せば誰でも引き出すことが可能なので、油断せず「止めたら鍵を抜く」ことを徹底しておくようにしましょう。
電動自転車が盗まれた時の損失
「最悪盗まれても保険があるから大丈夫」と考えている方でも、今現在加入している盗難保険でどのくらいまでの金額を保証してもらえるかを理解していますか?
もしかしたら
「盗難補償なんだから盗まれた自転車が戻ってこなければ、買った自転車の半分は戻ってくるでしょう」
と思っている方もいるかもしれません。
電動自転車を買う時には、盗難補償サービスや盗難保険に加入されている方もいらっしゃるかと思いますが、 購入した「自転車屋さんで入られる保険」や「個別に保険屋さんで加入されている自転車保険」の内容により、盗まれた時に保証される自転車の金額が変わってきます。
入っている保険の内容によって保証される金額により違いがありますが、自転車本体が盗まれたら20%~50%くらいを補償して貰えるようです。
しかも 「電動自転車のバッテリー」に関しては保険が効かないので、電動自転車本体以上に対策と注意が必要になってくると考えた方がいいです。
盗まれやすい理由としては
- 自転車本体よりバッテリーの方がコンパクトで持ち運びやすい
- フリマサイトでの出品が簡単にできて換金しやすい
ということに繋がります。
しかも、出品されると特定しにくくなりますし、戻ってこなければ、最悪4~5万ほどの自腹を切ってバッテリーを買いなおす必要があるので、しっかり盗難対策をしておきましょう。
【パーツ別】電動自転車が盗難に遭わないようにするための対策
では、電動自転車のパーツ別でも出来る盗難対策について触れていきます。
【パーツ別盗難対策】バッテリー
バッテリーで出来る対策方法としては、既存の鍵の他にもう一つ鍵を付けることが望ましいですが、鍵にも
鍵の形状 | 鍵のかけ方 |
「ワイヤー式」
「チェーン式」 「U字式」 |
「ダイヤル」
「鍵」 |
と様々な形があります。
中でも盗難対策にオススメな鍵の形状としては【チェーン式・ダイヤル錠】の物になります。
【チェーン式・ダイヤル錠】をオススメする理由
- 鍵を掛ける手間がかからない
- 鍵を無くすことがない
- バッテリーに通しやすい
- サドルにも通して、サドルとバッテリーの盗難防止にも役立つ
【パーツ別盗難対策】カゴに入れてあるカバン
あなたは電動自転車で走っている時に、どのようにカバンをカゴに入れていますか?
カゴにカバンを入れて盗まれるケースは
- 道路の路側帯を走行している時に、バイクに乗った犯人がすれ違いざまにカバンをひったくられた
- 自転車に乗って信号まちをしていたら、徒歩で近づいてきた犯人にカバンをひったくられた
というケースがあるようです。
どちらも前カゴにカバンが入っていた時に盗難に遭ったようなので、前カゴにカバンを入れておく時に盗まれないようにする対策が必要です。
前カゴに乗せたカバンを盗まれないようにする対策
- 前カゴカバーを付けてカバンを入れたら蓋をする
- ハンドル部分にカバンの取っ手を通してから前カゴに入れる
画像にするとこんな感じです。
まとめ
電動自転車は自転車本体が盗まれるだけでなく、バッテリーやサドル、前かごに入れたカバンにも気をつけて対策をした方が良いという事がわかりました。
電動自転車を盗難から守る記事のまとめ
- 電動自転車本体が盗難に遭いやすい場所は「一戸建て住宅で鍵を掛けたままにしておいたケース」と「集合住宅の駐輪場で盗難にあうケース」がある
- 自転車を止めるなら「鍵のかけ忘れ」をしないように徹底する
- 自転車が盗まれても盗難補償で降りる金額は異なる
- バッテリーは盗難補償の対象にはならないので「チェーン式ダイヤル錠」の鍵を掛けて対策しておく
- 前カゴにいれてあるカバンは、カゴカバーを付けた中に入れるか、自転車のハンドル部分に通してから前かごに入れておく